2025年、KKPokerは人気キャンペーン『Vegas Dream』を3年連続で開催。今回も、オンラインポーカープレイヤーにラスベガスで行われる世界最大にして最も権威ある$10,000バイインのMain Eventに挑戦できる、$12,000パッケージ獲得のチャンスを提供しました。

カナダのSharath Maddur選手は、いち早くパッケージを手にしたプレイヤーのひとり。ラスベガス行きを前に、KKLIVE New BrunswickでKKエリートチームのメンバー、Christopher Alcindorプロとも対面を果たしました。

Maddur選手は、ブレットチェスとサイバーセキュリティの分野で10年以上のキャリアを持つ実力者。Main Eventへの挑戦は長年のポーカードリームだったそうで、Vegas Dreamに出会う前からサテライトを探してはトライしていたとか。

Maddur選手のVegas Dreamの旅路は、Day 4の舞台にまで到達しました。世界最大の舞台であるMain Eventのバブルを、Marco Dickner選手と同じく見事に乗り越えました。豊富なチップを武器に、堂々のインマネ達成。9,735エントリーの中で1,367位に入り、$15,000を獲得しました。

Maddur選手は夢をいかにして現実のものにしたのでしょうか。ラスベガス前のスランプをどうやって克服したのか、大舞台での緊張との向き合い方、オンラインポーカー界屈指の強豪との対戦、そして勝負を左右したキーハンドの数々…ぜひ続きを読み進めてみましょう⬇

「自分はここにふさわしいのだ」と言い聞かせた

KKPoker Vegas Dreamの勝者に訪れるビッグチャンス。その数週間前は、どう備えるか考えすぎてしまうものです。鋭いポーカーマインドを保つには日々の練習が欠かせませんが、Maddur選手は準備万端というわけではなかったそうです。

Maddur選手、Main Eventで$15,000のキャッシュプライズ獲得おめでとうございます！あの大舞台からしばらく経ちましたが、今改めてどんな思いを抱いていますか？

「Main Eventでしっかり走り切れて、とても良い気分ですし感謝しています。ベストを尽くしたかったですし、いくつか違う打ち方をすればよかったと思う場面もありましたが、全体的には自分のパフォーマンスに満足しています」

「Main Eventまでの数週間は理想的とは言えませんでした。ひどいダウンスイングに見舞われ、自信を大きく失ってしまったんです。そこでMain Event前に数多くの小規模なライブトーナメントに出場し、気持ちを立て直して普段通りのプレイを取り戻すことができました。このウォームアップが大きな支えになりました」

「もちろん、振り返れば『もっと勝ち進めたのでは』と考えることもありますが、後悔はほとんどありません。初めてのMain Eventでインマネできたこと自体が、とても特別な経験だと感じています」

「最初はとても緊張していました。Day 1では、本来の自分を取り戻しリラックスするまでに数時間かかりました。でも一度落ち着くと、自然なプレイができるようになり、リードもうまく決まりました」

「Main Eventはこれまでのライブトーナメントとはまったく違う雰囲気でした。レクリエーショナルプレイヤーも多かったのですが、侮れない相手ばかりでした。『もしかして自分が一番弱いのでは』と思う瞬間もありましたが、『ここにいる資格は自分にもある、そして彼らを上回れる』と何度も言い聞かせました。実際にポットを勝ち取り、良い判断ができるようになるにつれ、自信がついていきました」

「何人かのプロと同卓でプレイできたのも本当に貴重な体験でした。ごく薄いバリューベットを打ちながら、それでも弱いハンドにコールされるのを目の当たりにして、『だからこそ彼らはプロなんだ』と実感しました。同じテーブルに座っているだけでも、とてもクールに感じました」

ポケットエースから即コール

Day 4でインマネされましたが、最初の3日間はどのような展開でしたか？

「Day 1は厳しいスタートでした。前半は散々で、相手に出し抜かれたり、微妙なコールをしてしまったりで、2回目の休憩時にはスタートの60Kから25Kまで減っていました。ですが、左隣の超タイトなプレイヤー相手にラッキーなダブルアップを引き寄せました。その日初めてUTGからレイズしてきたので、ポケットエースかポケットキングだと確信しました。そこでビッグブラインドで7♦8♠をコールし、大きなフロップを狙いました」

「フロップは7-7-5。チェックすると相手が大きくベットしてきたのでオールイン。相手はポケットエースで即コールでしたが、私のハンドが崩れず勝利しました。その後はいい流れでプレイできて、Day 1を97Kで終えることができました」

「Day 2はこれまでで一番苦しかったです。最初の1時間で130Kまで積み上げたのに、同じショートスタック相手に連続で大きなポットを落としてしまったんです。まず、私のTTが相手のAQに負け、次のオービットでも99が再び相手のAQに負けてしまいました。80Kまで減り、さらにいくつか削られてディナー時には50Kに。テーブル移動後、ツーペアがフラッシュドローに耐えてダブルアップし、最終的に100Kで終了しました」

「Day 3は状況が好転しました。ショートスタックでしたが、自分らしい感覚を取り戻し、スティールや正しいビッグコールを決めてチップを積み重ねていきました。終盤には、Day 4に進んでインマネできる見通しが立ちました。途中、AQのレイズに対してQQで3ベットオールインを仕掛けて成功しましたが、それ以外は大きなリスクを避けてプレイしました」

他にも印象に残っているハンドはありますか？

「特に印象に残っているのはDay 2の終盤のハンドです。堅実でタイトなプレイヤーが、1K/1.5Kでアーリーポジションから3.5Kにオープン。私はレイトポジションでA♦Q♦を持ち、約60Kのスタックでコールしました。フロップはQ-4-7レインボー。相手が4KのCベットを打ち、私はコール」

「ターンはJで、相手が12Kをベットし、私は再びコールしました。リバーで4がペアになり、フラッシュもストレートも完成していない状況で、彼は32Kをドンと打ってきました。ここでコールして負けていれば、スタックは残り8Kになってしまう場面でした」

「彼のレンジを考えると、私が勝っているのはKQくらい。OOPでエアーを使ってブラフしている姿は想像できませんでした。AA、KK、JJ、あるいはQJsといったバリューレンジばかりで、全部が私を上回っていました。そこで自分の読みを信じました。彼はあまりに落ち着いていて余裕があるように見えたんです。長考の末、フォールドを選びました。ソルバー上ではコールが推奨されていましたが、このフォールドは誇れる判断だと思っています。あそこでコールしていたら、Main Eventは終わっていたでしょう」

「もうひとつ忘れられないのは、Day 1のディナーブレイク後にLara Eisenbergプロと対戦したハンドです。私がミドルポジションからAJsで2倍にオープンすると、彼女がビッグブラインドでコール。フロップは6-6-2。チェックで回しました。ターンは8で、彼女がハーフポットほどをベットし、私はコール。リバーはもう一枚の8で、彼女がポットを少し超えるオーバーベットを打ってきました。私のハンドはほぼ透けて見えていたでしょうし、そのテーブルでは自分がニット気味に見られていたので、大きなベットにはフォールドすると彼女は思っていたはず。そのため、このオーバーベットは『フォールドさせたい』意思の表れに感じられました。そこでコールすると、彼女はJ7oを見せてくれ、ブラフだったとわかりました。あのポットは最高でした。プロを出し抜くのはいつだって楽しいですね」

再びパッケージ獲得を目指して

他のVegas Dreamの勝者たちとは、どんな交流がありましたか？

「グループの仲間たちも、KKチームも最高でした。皆ポーカーに精通した人たちばかりです。私はプレイが続いていたためグループディナーには参加できませんでしたが、イベント期間中に一人ひとりと会うことができ、その全員が本当に素晴らしい人たちでした」

「グループチャットで情報を共有し合い、みんながとても温かく支えてくれました。特にChrisはしょっちゅうテーブルに来てくれて、声をかけたり励ましてくれたりして、本当に心強かったです。さらにKKPoKerのマネジメントチームも、わざわざ一緒にハンドを分析してくれて、とてもありがたかったです」

何か面白いエピソードや思い出はありますか？

「AQをフォールドしてから数オービット後、同じ相手からTTでチップをすべて奪いました。フロップでセットを完成させ、相手はポケットエース。相手は前と同じようにプレイしていましたが、今度はこちらがコールし切りました。相手にとっては苦い展開だったと思いますが、私にとっては最高に気持ちよかったです」

2026年のVegas Dreamパッケージを狙うプレイヤーに、どんなアドバイスを伝えたいですか？

「KKPoKerのVegas Dreamは、他の多くのサイトよりもフィールドが小さく、とても良いフォーマットだと思います。できるだけ多くのステップサテライトのチケットを集め、メインサテライトではアグレッシブに行くのが良いでしょう。リバイが複数回可能で、5種類のサテライトから選べるので、パッケージを獲得できる現実的なチャンスがあります」

「Main Event出場という私の夢を叶えてくれたKKPoKerとチーム全員に感謝しています。サポートは本当に素晴らしかったですし、来年もぜひパッケージを獲得したいと思います。短期的には、いくつかの大型トーナメントのサテライトやライブイベントに挑戦する予定です。今月後半にはWSOPC Montrealにも挑戦します。良い流れをつかんで大きなイベントのシートを1つか2つ勝ち取りたいです」

次は君がパッケージを獲得しよう！

KKPoKerはこれからも、プレイヤーの皆さんにバンクロールを増やせるチャンスや、ライブポーカーに挑戦できる舞台をお届けしていきます🦾📈

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