先月、マケドニアのToni Zengovskiプロ（ZENGA）が史上初のKKPoker Vegas Dream連覇を達成！パッケージを獲得しました！

そして今、2人目のパッケージ獲得者が誕生！カナダ限定の最終予選を制したのは、WSOPCリング保持者のChristopher Alcindorプロです👏

激闘の33エントリーを突破し、見事$12,000パッケージを獲得。2025年のKKエリートチームに、Warren Joe選手・Adrian Key 選手・Sharath Maddur選手と共に帰還します。

2024年のベガス直前インタビューでは「世界最大の舞台でトップと戦うのが夢」と語ったChristopherプロ。そのデビューは、Day 1の衝撃的なA-KハンドがSNSで拡散され、45万回再生を超える大バズを記録！

今回の記事では、再挑戦への想い、伝説のハンドの裏側、そして2025年に臨む原点回帰の戦略に迫ります。

あのハンドはまさに衝撃的だった！

2年連続でVegas Dreamパッケージを獲得し、再びKKエリートチームの一員となりました！おめでとうございます！今の率直なお気持ちを聞かせてください。

再びこの世界最高峰の舞台に挑めることに、心から感謝しています。そして、夢のようなチャレンジをまた実現できるなんて、本当にラッキーだと思います。

パッケージを獲得した瞬間は、去年以上の興奮でした。拳を振り上げて走り回り、彼女のAlexandraと一緒に踊って祝いました。彼女は最初から「今回もいける」と信じてくれていたんです。

2024年のVegas Dreamを終えて、いかがでしたか？

昨年はやはり少し緊張していて、$10Kバイインのトーナメントで自分らしくプレイする余裕はまだ足りなかったと思います。でも、本当に素晴らしい経験であり、大きな一歩になりました。今年はもっと普段のプレイに近い感覚で臨み、計算されたリスクも積極的に取れるはずです。

昨年、Main Eventの配信テーブルで衝撃的なハンドを披露しましたね！ あの時のことと、話題になった動画への感想を改めて教えてください。

あのハンドは本当に衝撃的でしたね。Day 1Dの最後のハンドで、ほとんどのプレイヤーが帰り支度をしている中で起きたことでした。すでに約12時間プレイしていて、タイトに構えていたにもかかわらず、何度も3ベットを浴びせられていたんです。

私のスタックは90BB、UTG+1からAKoを2.5倍でオープン。左隣のLovingが7.5BBに3ベット。残り45BB。ここでプレッシャーを最大限にかけるのが最善だと考え、オールインを仕掛けました。するとまさかのスナップコール！

相手のハンドはAA。その瞬間、胃がキリキリするような嫌な感覚が走りました。ところがポーカーの神様が微笑んだんです。プリフロップでは勝率わずか6%しかなかったはずのハンドが、夢のようなフロップでほぼコインフリップに。落ちたのはK♦ J♦ Q♦で、ターンはQ♥、そしてリバーには奇跡のK♣。Day 2に83Kスタックを持ち込むことができました。

その後インタビューを受け、この動画がSNSで拡散されました。ポーカーがいかに残酷であり、また運の要素が欠かせないかを示す一例になったと思います。友人から「幸運の塊」と呼ばれることもありますが、私は笑ってこう答えます。「スキルよりも運の方が大事な時もある」と。

再びVegas Dreamに挑もうと思ったきっかけは何ですか？ 優勝したことで、何か変化はありましたか？

昨年の体験は最高でした。本当に楽しくて、みんなの素晴らしいプレイを間近で見ることができました。旅全体としても大きな収穫があり、それが今年も挑戦したいと思う大きなモチベーションになりました。

当初は、今年はラスベガスで小さな旅をして、バイインの低いイベントにいくつか出るつもりでした。でもこのパッケージを勝ち取ったことで、最高の誕生日プレゼントを自分に贈ることができたと思います。このチャンスを最大限に生かすつもりです！

今年もMain Eventへ！

Vegas Dreamトーナメントで最も厳しかったハンドや場面、そしてヘッズアップでの立ち回りについて教えてください。

正直、今回はタフな場面というよりも、肝心な局面で運に助けられた印象です。リバイ期間中は無難にプレイしたものの、結局リバイが必要になりました。それでもアドオン終了後にはアベレージ以上のスタックを築き、ファイナルテーブルに到達しました。

残り6人になってからは激しいせめぎ合いが続きましたが、うまくチップを積み上げてスタック2位に。そこから流れが一気に自分に傾いたんです。

最初の大きな勝負は、昨年のVegas Dreamパッケージ獲得者であるJustin Andersonとの対戦でした。SBでA5を持っていた私は、BBにいた彼の18BBスタックからの3倍レイズに対してリンプコール。フロップは853のレインボー。ここでチェックレイズすると、彼がオールイン。好ましい状況ではありませんでしたがコールしました。彼のハンドは66でリードされていましたが、リバーでAが落ち、ツーペアに逆転。大きなポットを獲得し、チップリーダーに浮上しました。

その後もボタンからTTでオープンし、99のショートスタックを飛ばして残り4人に。さらにBBでA6oをレイズコールし、QJsを退けて3人に。ここで2位の賞金$3,100が確定しました。

ただ、ここからは本当のプレッシャー。自分は2位の約2倍のスタックを持ちながらも、特にDylan Ellis（KKPoker Canada’s Best 2024優勝者）が積極的にリレイズを仕掛けてきたため、さらに攻撃的にいく決断をしました。

運命のハンドはQJoでオープンシャブ。54BBのスタックに対し、相手は20〜25BB。DylanがJJでコール！ これは完全に劣勢でしたが、リバーで奇跡のQが落ちて生還。強敵を排除することに成功しました。

こうして運を味方につけたヘッズアップは一方的に進み、最後は小さなペア3♦3♥でのフリップ勝負。相手のYoussef（Ac Qs）に対し、リバーで9♥を引いてフラッシュ完成！ 勝利を決めました。

これにてミッション完了！今年もMain Eventで戦います！

WSOPへ向けて、どんな準備をしていきますか？

大会後半まで戦い抜けるように、まずはしっかりとしたスタックを築けるよう全力を尽くします。そのために友人たちと一緒に勉強会やレビューセッションを行い、ミスが起きやすい微妙で難しい場面でも冷静に、そしてブレずに対応できるようにしたいです。さらに、他のプレイヤーの傾向も常に把握して、一歩先を行けるよう準備していきます。

2025年ラスベガスでの新たな目標を教えてください。

今年の目標は、シンプルに普段の自分のプレイに近づけることです。必要なら迷わずトリガーを引き、持てる武器とテクニックをすべて駆使しながら、常に冷静で計画的に臨みたいと思います。その上で、前向きな気持ちを持ち続け、一瞬一瞬を楽しみ、そして必要な場面では運を味方につけることですね。

みんなで作り上げる、忘れられないイベント

KKLIVE NEW BRUNSWICKをプレイヤー、そしてコンサルタントとして体験してみていかがでしたか？

素晴らしい質問ですね！ プレイヤーとしては、オンラインでDay 1を戦い、その後に実際に仲間と顔を合わせられるというコンセプトがとても気に入っています。

コミュニティにとっても意義があり、まるで大きな家族が一緒に冒険をしているような気持ちになります。さらに、普段の環境を抜け出し、カナダ各地へ旅するきっかけにもなるのが良いですね。ポーカープレイヤーなら誰だってロードトリップの楽しさを知っていますし、旅費補助があるのも大きな魅力です。

コンサルタントとしては、イベントの企画から実現まで関わるプロセスそのものがとても楽しいです。同じくコンサルタントのTrevorとは密に連携していますが、彼は多くの人にとって本当に刺激的なリーダーですし、私たちは良いチームだと思います。今回はさらにRodやSMEC（Saint Mary’s Entertainment Centre）のスタッフ全員が運営を担い、プレイヤーに最高の体験を提供してくれました。

全体を通して言えるのは、これは本当にチームの努力の賜物であり、みんなで作り上げるからこそ忘れられないイベントになる。だから私はこの仕事が大好きなんです！

KKLIVE NEW BRUNSWICKでDylan Ellis選手・Trevor選手と並ぶChrisプロ

KKエリートチームが夢のベガスへ

待ち受けるのは数百万ドル規模の大チャンス！

2024年、KKPokerエリートチームは$650,000以上を獲得！中でもRobert Renaud選手はVegas Dreamパッケージから$250,000という衝撃の結果を残しました。

ラスベガスでの熱戦の様子は、公式SNSで随時お届けします。お見逃しなく！