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ポーカーにおける場面のほとんどは、実は確率で表せることをご存知でしょうか。
この記事では、ポーカーの役が完成する確率やポーカーで覚えるべき重要な確率について紹介します。
ポーカーをしている中で確率についてあまり意識したことがない方は、ぜひ本記事をご参考にしていただければと思います。
ポーカーの確率一覧表
初めに、今回紹介するポーカーの確率を一覧表で確認してみましょう。
まずはポーカーの役がそれぞれ完成する確率です。
ポーカーの役 |
フロップでの完成率 |
リバーまでの完成率 |
ロイヤルストレートフラッシュ |
0.00015% |
0.0032% |
ストレートフラッシュ |
0.0014% |
0.027% |
フォーカード/クワッズ |
0.0024% |
0.16% |
フルフウス |
0.14% |
2.6% |
フラッシュ |
0.2% |
3.3% |
ストレート |
0.39% |
4.6% |
スリーカード |
2.1% |
4.8% |
ツーペア |
4.75% |
23.5% |
ワンペア |
32% |
49% |
ハイカード |
50% |
17.4% |
続いてはスターティングハンドで、特定のハンドが手に入る確率です。
スターティングハンド |
確率 |
スーテッド |
24% |
スーテッドコネクター |
3.9% |
ポケットペア |
6% |
プレミアムハンド |
4.6% |
3つ目はフロップで覚えるべき重要な確率です。
フロップで覚えるべき条件 |
確率 |
ワンペア完成 |
32% |
ツーペア完成 |
2% |
コネクター→ストレート |
1.3% |
コネクター→オープンエンドストレードロー |
9% |
コネクター→ガットショット |
16.8% |
スーテッド→フラドロ |
10.9% |
ポケットペア→セットorクワッズ |
2.1% |
最後は、その他ポーカーにおける重要な確率です。
その他重要な条件 |
確率 |
フラドロ→フラッシュ |
36% |
ポケットペア→リバーまでにセットorクワッズ |
11.7% |
セットオーバーセット |
1% |
以上が、今回紹介するポーカーの重要な確率です。
ポーカーで確率を覚えることで、状況の良し悪しを判断し、勝利を上げることが可能です。
上記の確率で覚えていないものがあった方は、本記事を参考にぜひ覚えてみてください。
ポーカー役の確率解析
それでは、ここからポーカーの役が完成する確率をそれぞれ紹介します。
>>ロイヤルストレートフラッシュの確率
ロイヤルストレートフラッシュは、同じスート(マーク)で10・J・Q・K・Aの5枚が揃って完成する、ポーカーの中で最強の役です。
完成する確率はフロップで0.00015%、リバーまでで0.0032%です。
フロップでの完成率は100万ハンドプレイして、1〜2回見れるかどうかの計算になります。
>>ストレートフラッシュの確率
ストレートフラッシュは、同じスートの連続した数字が5枚組み合わさって完成する役です。
フロップでの完成率は0.0014%、リバーまでは0.027%です。7万ハンドに1度遭遇する計算です。
ロイヤルストレートフラッシュの次に強い役であり、揃えば負けることはほぼないでしょう。
>>フォーカード/クワッズの確率
フォーカード(別名:クワッズ)は、同じ数字のカードが4枚揃って完成する役です。
フロップでの完成率は0.0024%、リバーまでは0.16%で、5万ハンドプレイして1度完成する確率です。
フォーカードの完成率は、ストレートフラッシュのそれと大きく変わりません。
>>フルハウスの確率
フルハウスは、ワンペアとスリーカードが組み合わさってできる役です。
フロップでの完成率は0.14%、リバーまでは2.6%です。
上位3つの役に比べて、フルハウスの完成率は大きく上がります。
>>フラッシュの確率
フラッシュは、同じスートのカードが5枚揃って完成する役です。
フロップでの完成率は0.2%、リバーまでは3.3%となっています。
フルハウスに近い確率で完成します。
>>ストレートの確率
ストレートは5枚のカードが連続して完成する役です。
フロップでは0.39%、リバーまでであれば4.6%の確率で完成します。
フロップでストレートドローになれば、ターン以降を見に行くのも良いでしょう。
>>スリーカードの確率
スリーカードは同じ数字のカードが3枚揃って完成する役です。
フロップでの完成率は2.1%、リバーまでは4.8%です。
50ハンドプレイすれば、1回完成する計算になりますので、比較的揃いやすい役と言えます。
>>ツーペアの確率
ツーペアはワンペアが2つ揃って完成する役です。
完成率はフロップで4.75%、リバーまでで23.5%です。
>>ワンペアの確率
ワンペアは同じ数字のカードが2枚揃って完成する役です。
ワンペアの完成率はフロップで32%、リバーまでで49%です。
>>ハイカードの確率
ハイカードは上記で紹介したどの役にも属さない役です。
どの役も完成していない状態から、別名で「ノーペア」や「ブタ」とも言われています。
完成率はフロップで50%、リバーまでで17.4%です。
2回に1回はハイカードになりますので、プリフロップでAやKを引けても、フロップでヒットしない可能性が十分にあります。
スターティングハンドの確率
続いて、スターティングハンド(最初に配られる2枚のカード)で、以下4つのハンドになる確率を紹介します。
- スーテッド
- スーテッドコネクター
- ポケットペア
- プレミアムハンド
それぞれを見ていきましょう。
>>スーテッド
スーテッドとは、2枚のカードが同じスート(マーク)の状態です。
完成率は24%であり、4ハンドに1回引ける計算になります。
上記のように、2枚ともランクの高いスーテッドを引くことができれば、上位のワンペアを狙いつつ、フラッシュを狙いに行くこともできます。
>>スーテッドコネクター
スーテッドコネクターは、2枚のカードがスーテッドであり、数字も連続している状態です。
25ハンドプレイして、1回引ける確率です。
フラッシュと同時にストレートを作りやすいので、ランクの高いスーテッドコネクターを引けば、基本的に参加して良いでしょう。
>>ポケットペア
ポケットペアは、同じ数字のカードが2枚揃っている状態です。
遭遇する確率は6%です。
初めからワンペアが確定しているため、強気な立ち回りができます。
>>プレミアムハンド
プレミアムハンドはTT〜AAの5つに加えて、AKs、AKo、AQs、AQoの上位ハンドを指します。
確率は4.6%と低めではありますが、引ければ積極的に参加して良いでしょう。
フロップにおける確率
次にフロップにおける以下7つの確率を紹介します。
- フロップでワンペアになる確率
- フロップでツーペアになる確率
- コネクターがフロップでストレートになる確率
- コネクターがフロップでオープンエンドストレードローになる確率
- コネクターがフロップでガットショットになる確率
- スーテッドがフロップでフラドロになる確率
- ポケットペアがフロップでセットorクワッズになる確率
>>フロップでワンペアになる確率
フロップでワンペアが完成する確率は32%です。
3ハンドに1回はヒットする計算になります。
>>フロップでツーペアになる確率
フロップでツーペアが完成する確率は2%です。
ワンペアの完成率に比べて大きく下がりますが、揃えばスリーカードやフルハウスも狙えます。
>>コネクターがフロップでストレートになる確率
コネクターがフロップでストレートになる確率は1.3%です。
ストレートは揃えば強力な役ですが、フロップの時点で揃うことは中々ありません。
>>コネクターがフロップでオープンエンドストレードローになる確率
コネクターがオープンエンドストレートドローになる確率は9%です。
オープンエンドストレートドローとは、ストレートドローの中で、両端の数字が欠けている状態です。
上記の画像で言えば、「10・J・Q・K」が揃っており、9またはAが落ちればストレートになる状態です。
オープンエンドストレートドローになれば、アウツは8枚あるので、ストレートをかなり揃えやすくなります。
>>コネクターがフロップでガットショットになる確率
コネクターがガットショットになる確率は16.8%です。
ガットショットとは、ストレートドローの中で、間の数字が欠けている状態です。
上記の画像で言えば、「5・6・7・8・9」の組み合わせでストレートが完成しますが、間の7が欠けています。この状態をガットショットと言います。
先ほど紹介したオープンエンドストレートドローに比べて、約2倍の確率で起こりやすい場面です。
>>スーテッドがフロップでフラドロになる確率
スーテッドがフラドロになる確率は10.9%です。
>>ポケットペアがフロップでセットorクワッズになる確率
ポケットペアがセット(スリーカード)やクワッズになる確率は11.7%です。
ポケットペアで参加することで、9回に1回はセット以上の役が完成する計算になります。
ポーカーで覚えるべき重要な確率
上記以外で、ポーカーで覚えるべき重要な確率を紹介します。
- フラドロがフラッシュになる確率
- プリフロップでAAを引く確率
- セットオーバーセットになる確率
>>フラドロがフラッシュになる確率
フラドロからフラッシュになる確率は36%です。
3回に1回はフラッシュが完成することになるので、フラドロが引ければフロップ以降に落ちるカードを見に行くプレイヤーが多いです。
>>プリフロップでAAを引く確率
プリフロップでAAを引く確率は0.45%です。
最強ハンドと言われるAAですが、スターティングハンドで引けることはほとんどありません。
ちなみにAAの勝率は、ヘッズアップ時で85%、6Maxで49%となっています。
>>セットオーバーセットになる確率
セットオーバーセットになる確率は1%です。
セットオーバーセットとは、ショーダウン時にセット同士の対決で、相手に負けてしまった状況を指します。
ポケットペアを持つ人が2人いた場合に起こることで、状況としては少ないものの、覚えておくべき確率の1つです。
【まとめ】ポーカーの確率について
今回はポーカーにおけるさまざまな確率を紹介しました。
ポーカーの確率を理解することで、状況の判断力が上がり、勝率を上げることも可能です。
本記事で紹介した確率はどれも重要な確率ですので、覚えてぜひ実践でも活用していただければと思います。
この記事はTrust PlusとPokerChoiceの管理者の協力を得て書かれたものです。なお、Trust Plusのサイトにはポーカーの役の強さやハンドレンジなど有用な情報をまとめているので、よろしければ参考にしてみてください。
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