ポットリミットオマハ（PLO）は刺激的な展開が楽しめるポーカーゲームとして、世界中で人気が広がり続けています。4枚のカードでプレイするPLOは長年ファンに愛されてきましたが、5カードPLO（PLO5）は新次元のスリルが味わえます。より多くのカードと多彩な可能性が絡み合うこのゲームでは、緻密な戦略と独自のダイナミクスを見極める力が求められます。
そこで、KKPokerアンバサダーのJon Kyteプロが、皆さんのPLOスキルアップをサポートするべく、厳選アドバイスをお届けします！👏
PLOのエキスパートであるJonプロは、€1,100 Pot Limit Omaha (4/5 Cards Button Round Each) でWSOPCリングを獲得！さらに、2024年のWSOP $2,500 Mixed Games (Omaha 8 or Better/Stud 8 or Better)では見事準優勝に輝きました！🏆️
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1. PLO4とPLO5の違いを押さえておこう
PLO4とPLO5の違いは1枚のカードにとどまらず、ゲームの戦略そのものが大きく変わります。
PLO4では、ハイカードやハイペアが揃ったスターティングハンドが良いとされています。さらに、Q-J-T-9-8といったランダウンハンドも非常に有利です。どんなボードにも対応できるこれらのハンドは、戦略の柱として欠かせません。
一方PLO5では、エースが絶対王者とは言えません。A-A-7-3-2のようなハンドでも、エースにスートが揃っていないと、かなり厳しいハンドになることもあるんです。Q-J-T-9-8のような強力なランダウンハンドやコネクターハンドには対抗しづらくなります。
質の悪いエースは、良いエースに対して非常に不利になることがあり、オールインしてしまうと最悪の結果になることもあります。
＜プロからのアドバイス＞
レンジを作る際には、コネクターカードや、ナッツフラッシュの可能性、ハイペアを意識しましょう。ナッツスートがなく、サイドカードも弱いエースは不利な局面を招きがちなので要注意です。
2. ナッツドローを第一に！二番手のハンドはリスクあり！
PLO5では、ナッツを狙うのが鉄則です。カードが多くなる分、より強いハンドに出くわす確率が飛躍的に上がります。Qハイのフラッシュや低めのフルハウスは一見すると強そうですが、大きな代償を払うことになることも。
＜プロからのアドバイス＞
常にナッツフラッシュやナッツストレートを目指しましょう。
セットオーバーセットを招きかねない低いペアは避けましょう。
コネクターやスートの揃ったハンドをプレイし、ナッツを引くチャンスを最大限に高めましょう。
ダブルスートハンド＝強力とは限りません。
ダブルスートハンドは確かに魅力的ですが、PLO5では50％の頻度で出現するありふれたハンドです。そのため、思っているほど価値が高いわけではありません。スートの質やハンド全体のバランスを重視しましょう。
3. ゲーム形式に合わせて戦略を柔軟に変えていこう
キャッシュゲーム：レーキを意識して、タイトなプレイを心がけましょう
キャッシュゲームでは、レーキが利益を圧迫しやすく、特に際どい状況でその影響が大きくなります。中途半端なエースや微妙なハンドでオールインすると、収支が大きく悪化する可能性があります。
レーキの負担を減らすには、タイトに構えて、プレミアムハンドを待つのが得策です。
MTT（マルチテーブルトーナメント）：リバイフェーズはアグレッシブな姿勢で臨みましょう
リバイトーナメントでは、アグレッシブに立ち回ることが勝利の秘訣です。序盤でスタックを増やすことで、フィールドが絞られるにつれて有利に進められます。ここではリスクを恐れずにプレイしましょう。失敗してもリバイすれば挽回できます。
4. エクイティを把握して、チャンスをものにしよう
PLOにおいては、エクイティをどれだけ活かせるかがカギとなります。例えば、Q-9-5のフロップでK-Q-J-T-9のハンドを持っている場合、強力なラップドローが完成し、トップセット相手に五分五分の展開になります。プレイヤーの多くはエクイティを活かせず、早々にフォールドしたり、弱いハンドを過大評価しがちです。
＜エクイティを極めるためのポイント＞
アウツ計算ツールを使ってゲーム後にシナリオを分析し、自分のハンドがさまざまなレンジに対してどう戦えるかを学びましょう。
マルチウェイポットでは、トップセットでもエクイティが30%に低下することがあるので注意しましょう！
エクイティを把握することで、ベット・コール・フォールドの選択肢で最善の判断ができるようになります。
5. フォールドの判断力を磨く
PLOで勝つための大きなポイントは、フォールドするタイミングを見極めることです。強いハンドをフォールドするのは悔しいものですが、セカンドナッツや微妙なドローを手放せば、長期的にはスタックを守ることができます。
トッププレイヤーはレンジを読み取る能力が高く、他のプレイヤーがプロテクションベットする場面でも、強いハンドをあえてチェックしたり、勝ち目がないと判断すれば素早くフォールドする柔軟性を持っています。
6. 改善し続けることが勝利への道
プロのプレイヤーも、自分のハンドを見直しながら腕を磨き続けています。セッションやシリーズ後には、自分のプレイを振り返り、仲間と意見を交わしながら改善点を見つけ出しましょう。
ポットリミットオマハはダイナミックで魅力的ですが、PLO5はその楽しさをさらに格上げするポーカーフォーマットです。ナッツドローを意識し、エクイティを把握し、戦略を柔軟に変えることで、相手に差をつけてゲームスキルを高めることができます。
＜活用すべきツール＞
ゲーム後の分析に役立つエクイティ計算ツール
プレイ中にメモを取る
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